旧北陸本線跡 その2

 福井県の刀根集落を過ぎた数キロ先の所に、旧北陸本線時代の小刀根トンネルが残っている。 総高6.2m、全幅16.7m、総延長56m。明治14年貫通。建設当時の姿を今に伝える日本最古の鉄道トンネルとして、平成8年 6月11日、敦賀市指定文化財となった。昭和32年の深坂トンネル開通まで北陸本線として利用され、北陸本線のルート変更後 も、昭和39年の廃線までは柳ヶ瀬線として利用されていた。(敦賀市教育委員会)

小刀根トンネル(2004年12月25日撮影)

(2004年12月25日撮影)

要石(かなめいし)には「明治14年」の文字が今でも読み取れる
(2004年12月25日撮影)

小刀根トンネル内から刀根集落方面を望む
(2004年12月25日撮影)

トンネルそばの小屋の前にレールの枕木を見つけた
(2004年12月23日撮影)

疋田駅跡(2004年12月23日撮影)

 廃線跡は国道8号線へ続き、疋田地区へ入る。その疋田検問所信号交差点から数十メートル集落へ 入った所に、疋田駅跡がある。
 写真左側、敦賀市立愛発児童館が建っている場所が、かつて旧北陸本線の疋田駅であった所である。そこには、石積みのプラ ットホームと側溝が残っていた。写真右側は遊園地となっており、地元の人の話では、ここにもホームがあったという。

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