明治28年、北九州と田川、伊田、添田などの産炭地を結ぶ鉄道として豊州鉄道が開業。その後、明治34年に九州鉄道に合併され、のちに国鉄田川線となった。そして、同田川線はJR九州を経て、一時廃線路線となるところであったが、平成元年4月26日、沿線11市町村が中心となって第三セクター方式により平成筑豊鉄道株式会社が設立、同年10月1日、経営がJRから移管され、現在に至っている。
九州で一番古い石坂トンネル
九州で一番古い石坂トンネル。第1石坂トンネル(延長33m)と第2石坂トンネル(延長74m)がある。建設にあたっては、ドイツのプロシア国有鉄道機械監督だったヘルマン・ルムシュッテルによる技術指導を得た。複線化を念頭に建設されたが、結果的には単線で使用したまま今日に至っている。レンガ構造となっており、九州最初の鉄道トンネルとして記念すべき存在である。
平成筑豊鉄道 源じいの森(げんじいのもり) 駅 福岡県田川郡赤村赤所在。赤村は田川地区の市町村で唯一、炭鉱関連施設がない地域となっている。同駅を下車して数分の所に自然学習村「源じいの森・ほたる館」およびふるさとセンター「源じいの森温泉」があり、人気を得ている。
車掌車「ヨ9001」 昭和43年に日本国有鉄道で開発された日本初の100km/hで走行できる車掌車「ヨ9001」。2両あった内、唯一現存している車両。全長6.18m、幅2.67m、高さ3.63m。筑豊地区の石炭貨物列車に連結されて活躍していた。自然学習村「源じいの森」保存。
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